2026年8月28日

健康診断の結果を見るとき、ぜひ確認していただきたいのが「血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」です。
HbA1cは、過去1〜2か月程度の平均的な血糖の状態を反映する指標です。
では、実際にHbA1cがいくつになったら注意すればよいのでしょうか。
HbA1c 5.5%以下
一般的には問題がない範囲と考えられます。
ただし、血糖値が高い場合や、糖尿病の家族歴、肥満、高血圧、脂質異常症などがある場合には、HbA1cだけで判断せず、ほかの検査結果も確認することが大切です。
HbA1c 5.6〜5.9%
この段階では、必ずしも糖尿病というわけではありません。
しかし、将来糖尿病になるリスクが高くなるため、食事や運動などの生活習慣を見直すよいタイミングです。
特に、空腹時血糖値も高めの場合や、糖尿病の家族歴がある方、体重が増えてきた方は、一度医療機関で相談することをおすすめします。
HbA1c 6.0〜6.4%
この数値であれば、一度医療機関を受診することをおすすめします。
糖尿病と診断されていなくても、糖尿病の可能性を否定できない範囲です。
空腹時血糖値だけではわからない血糖値の異常が隠れていることもあり、必要に応じて追加の血液検査や75g経口ブドウ糖負荷試験などを行います。
「まだ6%台だから大丈夫」と思って放置せず、一度ご自身の血糖の状態を詳しく調べておきましょう。
HbA1c 6.5%以上
できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。
HbA1c 6.5%以上は、糖尿病の診断基準となる「糖尿病型」の一つです。
そのため、「少し高いだけだから」と自己判断せず、必ず医療機関で詳しい検査を受けましょう。
まとめると、受診の目安は?
健康診断のHbA1cを見たときには、次のように考えてみてください。
5.5%以下
→ 基本的には健診を継続しましょう。
5.6〜5.9%
→ 糖尿病のリスクが高くなっている段階。生活習慣を見直し、ほかのリスクがある場合には医療機関への相談もおすすめします。
6.0〜6.4%
→ 糖尿病の可能性を詳しく調べるため、一度医療機関へ相談しましょう。
6.5%以上
→ 糖尿病の可能性が高いため、早めに医療機関を受診しましょう。
健診結果を、そのままにしないでください
糖尿病は初期にはほとんど症状がないことも多い病気です。
「特に体調は悪くないから大丈夫」と思っている間に血糖値が高い状態が続いてしまうことがあります。
早い段階で血糖値の異常に気づくことができれば、食事や運動などの生活習慣を見直すことで改善できる場合もあります。
また、すでに糖尿病になっている場合でも、早期に適切な治療を始めることで、将来の合併症を防ぐことにつながります。
健康診断で「血糖値が高い」「HbA1cが高め」と言われたら、次の健康診断まで待つのではなく、一度ご自身の血糖の状態を確認してみてください。
不動前おがわクリニックでは、健康診断の結果をもとに、現在の状態をわかりやすくご説明しています。
「この数値なら受診したほうがいいのかな?」
「まだ薬は必要ない?」
「食事や運動だけで改善できる?」
そんな疑問をお持ちの方も、お気軽にご相談ください。
健診結果をそのままにしないことが、10年後、20年後の健康につながります。