2026年5月22日

今日は「ヘルペスのPIT療法」についてのお話です。
「疲れるといつも同じ場所にヘルペスができる…」
「ピリピリしてきたと思ったら、翌日には水ぶくれができて痛い、しみる…」
そんな経験はありませんか?
単純ヘルペスは、一度感染するとウイルスが体内の神経に潜伏し、疲労・ストレスなどで免疫力が低下した際に再発を繰り返す病気です。特に口唇ヘルペスや性器ヘルペスは、「毎回同じ場所に出る」という特徴があります。
ヘルペスは、「ピリピリ」「ムズムズ」といった違和感から始まり、その後水ぶくれが出てきます。この“前兆”の段階で治療を始めることが非常に重要です。
そこで近年注目されているのが、「PIT療法(Patient Initiated Therapy)」です。
PIT療法とは、クリニックであらかじめ抗ウイルス薬を処方しておき、再発の前兆を感じた時点で患者さん自身の判断ですぐに内服を開始する治療方法です。
通常は「症状が出てから受診→薬を開始」という流れになりますが、ヘルペスは治療開始が早いほど効果が高いため、受診を待っている間に悪化してしまうことがありますし、毎回すぐに受診するのは大変です。
PIT療法では、前兆を感じてからできるだけ早く内服することで、
・症状を軽くできる
・水ぶくれが大きくなるのを防ぐ
・治るまでの期間を短縮できる
・跡が残りにくくなる
といった効果が期待できます。
ただし、PIT療法は誰でも行えるわけではありません。
・ヘルペスを繰り返している
・自分で“前兆”を判断できる
といった条件を満たす方が対象になります。
ヘルペスは完治する病気ではありませんが、“うまく付き合う”ことはできます。再発を繰り返してお困りの方は、お気軽にご相談ください。